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米沢市在住のピアニスト、福田直樹氏は6月2日から5日まで、伝国の杜置賜文化ホールで、ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲の平均律クラヴィア曲集24曲の録音を行いました。
バッハ家は、200年間にわたり多数の音楽家を輩出しましたが、ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685〜1750)はその中で最大の音楽家であり、「大バッハ」」「音楽の父」の名で呼ばれ、バロック音楽の中で頂点に立つ作曲家として知られています。
平均律クラヴィア曲集は、第1巻が1722年に、第2巻が1744年に完成し、楽譜で使用される12の音による長調と短調で24調となり、各調で前奏曲とフーガが付いているので48曲となり、第1巻と第2巻で合わせて96曲となり、連続では5時間ほどの作品集です。この曲集は、バッハが鍵盤楽器の平均律の確立に取り組んだ最初の作品であり、バッハが自分の息子たちへの音楽教本として書き、演奏技術の習得だけでなく、作曲のお手本としての意味合いがあります。
ただし、地味なこともあって平均律クラヴィア曲集がコンサートで演奏されることは稀です。福田氏は、昨年12月7日から8回にわたり、米沢市南原にあるコンサート会場「たまゆら」において、「バッハー平均律クラヴィア曲集全曲演奏」として、チェンバロによるコンサートを行いました。そして、今回は置賜文化ホールにあるスタンウェイのグランドピアノでの録音を行ったものです。同じ曲を、チェンバロとピアノで録音するという試みです。
6月4日午後6時から、たまゆらでのコンサートに参加した福田氏のファンの人たちが、実際の録音の現場に足を踏み入れて、福田氏が奏でる大吟醸のような芳醇な響きのバッハやドビュッシーの曲を1時間にわたって楽しみました。福田氏は、スタンウェイの楽器の特徴やペダルの操作など、演奏技術などについて話をしていました。録音は、朝10時頃から夜の10時頃まで行われました。CDの完成が楽しみです。